あなたの財産は全部でいくら?
いきなり質問ですが、 あなたの財産は全部でいくらでしょうか?
「そんな事、資産運用に関係があるのか?」と思われた方もいるかもしれません。
では、以下の3つ質問にきちんと答えられるでしょうか?
- 保有している資産の現在の価値はいくらですか?
- 背負っている負債(借金)の総額はいくらですか?
- 資産から負債を差し引いた純資産はいくらですか?
これらの質問に答えて、さらに財産を証明する書類をすぐに出せる人は少数だと思います。
なぜこの質問に答えられる必要があるのか
反対にこれらの質問に答えられないのに、株式投資だのFXだのに手を出しているのは、
なんだかバランスが悪いとは思いませんか?
なぜバランスが悪いかというと、資産運用はあくまでも日常のお金に関する事柄の一部分でしか
ないからです。
資産運用以外にも、働いて給料をもらったり、家賃等の生活費を支払う等、日常生活でお金に関わ
る事柄はたくさんあります。
現在の自分の財産の状況を知ることで、全体的で長期的な観点でお金に関する戦略を考えることの
手助けになります。
財産の一覧表を作って、自分の財産の状況を知ろう
自分の財産の状況を知るためには、 財産の一覧表を作ればよいのです。
ここで、財産とは貯金等の資産と住宅ローン等の負債(借金)を合わせた概念としています。
具体的な作成方法は、こちらの記事に詳しく載っています。
上記の記事を参照しながら、こちらにあるようなアプリを使うのはいかがでしょうか?
また、アプリを利用するのは、銀行口座等の個人情報を入力する必要があるから怖い、と
思われると思います。
この場合は、こちらにあるエクセルシートもかなり使えます。
財産の一覧表を作る際の留意点
財産の一覧表を作る際の留意点は以下の通りです。
- 1か月に1回作成するのがベストだが、3か月に1回や半年に1回でも良い。
なぜなら、そんなに短期間では財産の状況は大きく変化しないから。 - 出来れば作成したときに、前回作成したものとどのように変化したかについて、
頭の体操をしてみる。
(例えば、円安により外貨預金が増えた場合は、なぜ円安になったのか考えてみる。
こういうことを積み重ねていくと、経済ニュースへの感度が高まり、経済に関する知識も
深まってくる。)
まとめ
初めて作成する際は、漏れなく資産や負債の情報を集めなければならず、時間がかかりますのが、
慣れてくれば、20分ほどで出来るようになります。
財産の一覧表を作ることで、 現在の自分の財産の状況を知ることができ、全体的で長期的な観点で
お金に関する戦略を考えることの手助けになります。
また、 前回作成したものからどのように変化したかを考えることで、自然と経済に関する知識も深まってきます。
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