借金という言葉を聞くと、多くの人は「怖い」「避けたい」と感じるかもしれません。でも、その考え方はすごくもったいないです。
実際には借金は上手に使えば、人生を豊かにするためのツールになることもあります。
では、はじめましょう。
良い借金と悪い借金
良い借金とは、将来的に利益を生むための借金です。
例えば、教育やビジネスのための借金がこれに当たります。教育ローンを利用して高い教育を受け、将来的に高収入の仕事に就いたり、事業ローンを利用して事業で成功することが挙げられます。
一方、悪い借金は、返済が難しくなり、生活を圧迫するような借金です。
例えば、必要のない高級品の買い物やギャンブルのための借金がこれに当たります。悪い借金は、返済が困難になり、生活の質を低下させます。
これから、良い借金がどのようにして成功を引き寄せるのか、良い借金のメリットを具体的な事例を交えながら解説します。
メリット1:夢を早く実現させることが出来る
事業を起こすなど、自分の夢を早く実現させるためには、良い借金をすることが重要です。良い借金を利用することで、夢の実現を加速させることができるのです。
例えば、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは、両親から30万ドル(4,350万円、なお為替レートは1ドル145円)の借金をして事業をスタートし、アマゾンを世界最大のオンラインショッピングサイトに成長させました。
仮にベゾスが両親から借金が出来なかった場合、ベゾスは起業資金を貯めるために何年も事業を始められなかったことでしょう。もし、その間にベゾスと同じアイディアで起業する人が現れ、先に成功していれば、今のベゾスはなかったかもしれません。
参考:親から30万ドル借りてAmazon創業…投資家「倒産の可能性は70%」→3年後にはIPO達成で大成功!「ジェフ・ベゾス」が世界一の億万長者となったワケ | ゴールドオンライン (gentosha-go.com)
メリット2:借金で税金を減らせる
良い借金を利用することで、税金を減らすことができます。
例えば、家を買うために借金をすると、その借金の利息の一部を税金から引くことができます。これにより、毎年払う税金が減り、貯金を多く残すことが出来ます。(この制度のことを「住宅ローン控除」といいます。
参考:住宅ローン控除を図でわかりやすく解説!【FP監修】 | 家の学び舎【イエマナ】 (iemana.jp)
また、ビジネスのために新しい機械や設備を買うために借金をすると、その借金にかかる利子を税金を減らすために使うことができます。これにより、税金を節約し、さらに利益を増やすことができます。
メリット3:良い借金をすると、インフレの時にトクをする
インフレとは、「物の値段が上がってお金の価値が下がること」です。インフレになると、借金の価値も相対的に下がります。つまり、インフレで借りたお金の価値が減る一方で、借金を使って買った物の値段が上がるので、借金を利用するとトクすることになります。
例えば、インフレになる前に3,000万円の借金をして、不動産を購入することを考えましょう。その不動産の値段はインフレに伴って上昇することになります。一方で、借金の金額は、利息は発生しますが、元本の金額は3,000万円のままで増えません。仮に不動産の値段が4,000万円に上がった場合、4,000万円ひく3,000万円で1,000万円の儲けとなります。
最近インフレ率が上がっているので、この方法で資産を増やしている人が増えてきています。
逆に「物の値段が下がってお金の価値が上がること」をデフレといいます。デフレの場合、借金すると損することになります。
まとめ
良い借金のメリットは、以下の通りです。
- 夢を早く実現させることが出来る
- 税金を減らせる
- インフレの時にトクをする
良い借金をすることで、これらのメリットを得て、豊かな人生を送りましょう。
本日は以上です。お読みいただき、どうもありがとうございました。
次回は、悪い借金について語ろうと思います。
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