はじめに
大学に通うことは、将来の夢をかなえる手段の1つですが、学費が高くて困りますよね。
確かに奨学金を借りることで学費をまかなうことができますが、将来の返済が心配です。
実際に、奨学金の返済が困難になり、最終的に自己破産に至るケースは多く存在します。
本記事では、奨学金の負担を最小限に抑えながら大学に通うための方法を紹介します。
これらの方法を活用して、将来の負担を減らしましょう。
方法1 夜間大学の活用
夜間大学は、昼間に働きながら夜に授業を受けることができる大学です。
授業内容は昼間と同じで、卒業証書も夜間部などの記載はないので、昼間に通う昼間部と同じです。
就職についてですが、学歴を重視する企業の場合は、昼間部よりも不利になる可能性があります。特に、大企業や人気企業ほどその傾向があります。
しかし、大手企業に内定した夜間部出身者が多く存在していることも事実であり、内定を取れるかどうかは、その人自身が、課外活動等大学生活でどのようなことに力を入れ、努力してきたか、ということが大きい、ということです。
一番おすすめなのは、国立大学の夜間部で入学金は約14万円、授業料は年間約26万円です。特に理系学部では私立大学(昼間部)と比較すると、年間100万円以上も安くなります。
参考:【2024年最新】国公立の夜間大学の学費が安い!全国の夜間部一覧&カリキュラム | コレ進レポート – コレカラ進路.JP (korekarashinro.jp)
参考:私立大学文系・理系の学費 4年間でいくら? 国公立大学との差は? | 駿台コラム (sundai.ac.jp)
また、「国立大学に入学するのは難しいのでは?」、と思う方がおられるかもしれませんが、昼間部の同じ学部よりも偏差値が5くらい低くなるので、入りやすいです。
特に地方国立大学では昼間部でも偏差値が40台のところがあるので、その夜間部は本当に穴場と言えます。
参考:入試難易予想ランキング表 | 志望校をさがす | 河合塾 Kei-Net (keinet.ne.jp)
方法2 通信制大学の利用(海外有名大学も)
通信制大学は、自宅で学習できる大学です。授業はオンラインで受けることができ、基本的に通学の必要がありません。授業料ですが、例えば、放送大学では4年間トータル約77万円で卒業できます。
参考:学費(授業料、入学料) | 大学(教養学部教養学科) | 放送大学 (ouj.ac.jp)
また、通信制大学といえども、新卒での就職も十分可能です。実際にリクルート等の有名企業に就職された方もいるようです。
方法1の夜間大学の活用でも述べましたが、就職活動では、学歴は大事ですが、それ以上に課外活動等その人が大学生活でどのようなことに力を入れて努力してきたかが、大きく評価されるということです。
参考:放送大学は就職できないの?【結論:新卒で就職できる/就活の始め方を解説】 | Kikuchi Blog (kikuchi-blog.net)
参考:(2ページ目)「金髪はまずいですか」就活知識ゼロの放送大生が大手内定のワケ | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)
また、海外有名大学の通信制大学も存在します。
海外の通信制大学で一番有名なのはロンドン大学で、初年度から卒業までの授業料は合計で約250~300万程度と、日本の国立大学と大差はありません。
通常イギリスの大学へ現地留学するには授業料、住居費、生活費がかかります。年間で400万以上は覚悟しなければならないでしょう。それを考えると、ロンドン大学の通信制は無茶苦茶お得です。
参考:ロンドン大学へオンライン入学するメリット – YULI NAKASHIMA (ancianti.com)
ただハードルはやはり英語力です。TOEFLという英語試験の成績が87点以上必要で、これは英検でいうと準1級、TOEICで780点程度となります。
英語が得意な人であれば、激安で海外有名大学を卒業できるのでおすすめです。
参考:ロンドン大学に入学するための手続き – YULI NAKASHIMA (ancianti.com)
なお、通信制大学の注意点は、自分で計画的に学習を進める必要があるため、自己管理がしっかりしていないと、途中で挫折するリスクが高いことです。
方法3 授業料が無料または非常に低い国への留学
一部の国では、授業料が非常に安いか、無料の大学があります。例えば、ドイツや北欧諸国では、授業料が無料または非常に低い大学が多くあります。
但し、現地での生活費がかかるので、それを考えるとお得ではないかもしれません。
言語や文化の違いというハードルがありますが、それでも海外で学生生活を送ることは貴重な体験となりますので、一考の余地があります。
参考:スウェーデンでは私立も…無料で大学教育が受けられる7カ国 | Business Insider Japan
方法4 大学や各道府県が設けている学生寮の利用
大学や各道府県が設けている学生寮を利用することで、住居費を節約できます。
特に都市部では、家賃が高いため、大きな節約が可能です。
大学寮の利用
多くの大学では、学生寮を提供しています。学生寮は、家賃が比較的安く、生活費を抑えるのに最適です。学生寮と聞くと古くさいイメージがあると思いますが、最近でおしゃれな学生寮もでき始めています。
まずは、自分の通う予定の大学に学生寮があるかどうか確認してみましょう。
参考:大学学生寮一覧表|リンク集|学生寮ガイド (gakuryou.net)
参考:これが寮!?おしゃれな大学寮5選 – 日本最大級の学生寮・大学専用寮ライブラリー「Dorm」日本最大級の学生寮・大学専用寮ライブラリー「Dorm」 (daigakuryo.com)
地方の道府県が設ける学生寮(県人寮)
地方の各道府県も、都市部、特に東京に進学する自県の学生のために学生寮(県人寮といいます)を設けています。
例えば、青森県が運営する「青森県学生寮」や、秋田県が運営する「東京寮(男子寮)」などがあります。これらの施設は、都市部での住居費を抑えるために非常に有効です。
参考:青森県学生寮【公式】|募集要項 (syougakukai.wixsite.com)
参考:各寮の概要 | 公益財団法人秋田県育英会 (akita-ikuei.jp)
参考:「県人寮」の魅力とこれからに迫る – 東大新聞オンライン (todaishimbun.org)
住まわれている道府県に県人寮がないか、ネットで確認してみてください。
方法5 給付型奨学金の活用
「タイトルに「奨学金の負担を最小限にする」としながら、なぜ奨学金の話しになるの?」、と思われるかもしれませんが、ここでは返済が不要な奨学金(給付型奨学金)を紹介です。
「タイトルに「奨学金の負担を最小限にする」としときながら、なぜ奨学金の話しになるの?」、と思われるかもしれませんが、ここでは返済が不要な奨学金である給付型奨学金の紹介となります。
日本学生支援機構では、「高等教育の修学支援制度」があります。この制度は年間で一定の返済不要の給付金がもらえるだけでなく、進学先に申し込むことでなんと入学金と授業料が免除・減額されるのです。
給付型奨学金を受けられる条件としては、
- 世帯収入や資産の要件を満たす
- 進学先で学ぶ意欲がある
- 高校の履修科目の評定平均値が、5段階中3.5以上
が挙げられます。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
参考:給付奨学金(返済不要) | JASSO
参考:返済不要!給付型奨学金を受けられる条件は?学費免除に… | 奨学金・学費 | ベスト進学のまとめ (best-shingaku.net)
また、日本学生支援機構以外にもたくさんの給付型奨学金があります。
下記リンク先では、網羅的に給付型奨学金を紹介されておりますので、ご確認ください。
参考:返済不要!大学生向け民間の給付型奨学金一覧(2024年最新) | おうちワークス (ouchiworks.net)
まとめ
以上の方法を活用することで、大学の学費を大幅に削減し、将来の奨学金返済の負担を最小限に抑えることができます。自分に合った方法を見つけて、賢く学費を節約しましょう。
最後に、読者の皆さん又はご家族の方が大学生活を充実させるとともに、将来の負担を減らすための一助となれば幸いです。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。
コメント