はじめに
前回から引き続き、悪い借金についての記事です。
今回は、特に注目度の高い高額な教育費について考えてみましょう。
多くの人が、将来の成功のためには多額の奨学金を借りてでも高額な教育を受けるべきだと
信じています。
しかし、その信念が本当に正しいのか、そして奨学金返済に苦しむことなく夢を実現する方法
があるのかを探っていきます。
看護師になる夢を追いかけ、多額の奨学金返済の負担を負ったタカシ君のケース
将来看護師になりたいタカシ君は、看護学部がある有名大学に進学するために、多額の奨学金
を借りました。
卒業後に看護師の職には付けましたが、奨学金の返済に苦しんでいます。
では、タカシ君が、看護師になるという夢をかなえつつ、奨学金に苦しまず済む方法は
あったのでしょうか?
成功への道を再考しよう
教育に投資することは大切ですが、人生の目標をかなえるのに、本当に高額な学費を出して教育を
受けなければならないかを慎重に考えてみてください。
例えば、タカシ君のように初めから看護師になりたいことが決まっていたら、高校や大学、専門学校に進まず、中卒で5年一貫看護師養成課程校に進むのが一番コスパが良いです。
なぜなら、学費もトータルで安く済みますし、大卒等よりも早く看護師として働けるためです。
(参考:)中卒でも看護師になれる!資格取得の方法と費用を大公開! (nurse-reconavi.com)
かといって、高校や大学に行くこと自体を否定しているわけではありません。
別の例を出しましょう。
例えば、タカシ君が将来、研究者になる夢を持っていたとしましょう。
研究者になるには、少なくとも大学院を卒業しなければなりません。
特に私立大学の大学、大学院に行くとなると、かなりの学費がかかります。
(参考:)【徹底解説】大学院の学費はどれくらい?国立と私立の違いや、奨学金について – HATACHI Careers [ハタチキャリア] (job-hunt-counsel.com)
ここで、「自己破産から身を守るために!奨学金の負担を最小限にする5つの方法」で紹介した
夜間大学や通信制大学のことを思い出してください。
特に国立大学の夜間部は大変学費が安いです。(なんと、年間授業料26万円!)しかも、地方の国立
大学の夜間学部であれば、偏差値40台でも合格可能というオマケつき。
また研究者になりたいのであれば、大学は地方国立であれ、夜間部であれ問題ありません。
大事なのは、大学でしっかり学んで、その分野で評判の高い大学院に進学することです。
例えば、高輝度青色発光ダイオード(LED)を開発し、2014年にノーベル物理学賞を受賞した
中村修二氏は、夜間部ではないものの、地方国立大学の徳島大学工学部、同大学院工学研究を修了
しています。
ここで伝えたいのは、人生の目標をかなえるのに、本当に高額な学費を出す必要があるか、
ということです。
ただ単に、周りが大学に行く、等という理由で大学を目指すのではなく、自分の人生の目標を基に
して、より有利な進路を選択してください。
それでも奨学金を借りると決めた方へ
その場合は、給付型奨学金を検討するなど、可能な限り、将来の奨学金返済の負担を少なくする
ように努力してください。
詳細は、当ブログの「自己破産から身を守るために!奨学金の負担を最小限にする5つの方法」
を参照ください。
まとめ
高額な教育費が将来の成功に直結するとは限りません。
タカシ君のケースのように、多額の奨学金を借りて教育を受けた結果、返済に苦しむことも
あります。
教育に投資する前に、人生の目標を達成するために本当に高額な学費が必要かを慎重に考える
ことが重要です。
よりコストパフォーマンスの良い進路を選択することで、奨学金返済の負担を軽減することが
できます。
また、奨学金を借りる場合は、給付型奨学金を検討するなど、将来の返済負担を最小限にする
努力をしましょう。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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