タワマン住民のほとんどは情弱説(特に高層階)

 タワーマンション(以下、タワマン)は、都市部での高級住宅として人気があります。特に高層階に住むことは、成功者の象徴とされることも多いです。
 
 しかし、本当にタワマンに住むことが賢明な選択なのでしょうか?
 
 この記事では、タワマンに住むことのメリットとその反論、さらにデメリットについて考察します。
 
 なお今回、タイトルが刺激的になりましたが、タワマンに住まれている方、全員が情弱とは考えていません。その点についてはまとめをお読みください。

タワマンに住むことのメリット

 第1に「 眺望の良さ」が挙げられます。
 高層階に住むことで、都市の夜景や遠くの山々、海など、日常生活の中で美しい景色を楽しむことができるのは大きな魅力です。

 第2に「プライバシーの確保」が挙げられます。
 高層階に住むことで、通行人や隣人からの視線を気にすることなく、プライバシーを確保することができます。特に都市部では、低層階に比べて高層階の方が静かで落ち着いた環境を提供します。

 第3に 「共用施設の充実」が挙げられます。
 タワマンには、ジムやプール、ラウンジなどの共用施設が充実していることが多いです。これにより、住民は自宅から出ることなく、様々なアクティビティを楽しむことができます。

 第4に 「管理サービスの充実」が挙げられます。
 タワマンでは、コンシェルジュサービスや24時間のセキュリティなど、充実した管理サービスが提供されることが多いです。これにより、住民は安心して快適な生活を送ることができます。

 最後に「資産価値が保全されやすいこと」が挙げられます。
 タワーマンションは高層で人気があり、都市部の利便性が高いため、資産価値が保全されやすいとされています。特に立地条件が良い場合、需要が高く、価値が維持されやすいです。

メリットに対する反論

 第1に「眺望の良さ」に対する反論です。
 眺望は一時的な魅力に過ぎず、日常生活の中でその新鮮さが薄れてしまうことがあります。
眺望のために高額な費用を支払うことが本当に価値があるのかを考える必要があります。

 第2に「プライバシーの確保」に対する反論です。
 プライバシーは高層階でなくても十分に確保できる場合が多いです。適切な窓の配置やカーテン、ブラインドの使用などでプライバシーを守ることができます。

 第3に「共用施設の充実」に対する反論です。
 共用施設が充実していても、実際に利用する頻度が低い場合があります。また、混雑する可能性があることもデメリットとして挙げられます。

 第4に「管理サービスの充実」に対する反論です。
 充実した管理サービスには高額な管理費が伴うことが多く、住民にとって経済的な負担が増えることがあります。また、サービスの質にばらつきがあることや、プライバシーの懸念もあります。

 最後に「資産価値が保全されやすいこと」の反論です。
 タワマンは、将来的にはその高層さゆえに修繕費が多くかかることが予想されます。
また、住民が多いため、管理組合の意見がまとまらず、高額な維持修繕費を拠出することが難しくなることも考えられます。
 これにより、必要な修繕がなされず、長期的には資産価値を維持することが難しくなると考えます。
 

タワマンに住むことのデメリット

 第1に 「高額な費用」が挙げられます。
 タワマンは高額な物件が多く、購入や賃貸にかかる費用が非常に高いです。また、管理費や修繕積立金も高額になることが多く、経済的な負担が大きいです。

 第2に 「災害時のリスク」が挙げられます。
 高層階に住むことで、地震火災などの災害時に避難が難しくなることがあります。
エレベーターが停止した場合、階段を使って避難する必要があり、高齢者や体力に自信がない人にとっては大きなリスクとなります。

 第3に「孤立感」が挙げられます。
 高層階に住むことで、地上との距離感が生まれ、孤立感を感じることがあります。また、高所恐怖症の人にとってはストレスの原因となることもあります。

 第4に「気象条件の影響」が挙げられます。
 高層階では風が強く、気温の変動も大きくなることがあります。これにより、バルコニーの利用が制限されたり、窓を開けることが難しくなることがあります。

 最後に「エレベーターの混雑」が挙げられます。
 ワマンではエレベーターの利用が必須ですが、特に通勤時間帯や休日には混雑することが多いです。これにより、エレベーターの待ち時間が長くなり、ストレスを感じることがあります。
 特に通勤や通学で頻繁に移動する場合、最も貴重な時間を失うことになります。

海外でのタワマンの捉えられ方(日本との違い)

 日本ではタワマンが高級住宅として認識され、成功者の象徴とされていますが、海外ではその認識が大きく異なります。
 
 例えば、アメリカやヨーロッパの多くの都市では、ワーマンションは低所得者層向けの賃貸物件として利用されることが一般的です。これらの地域では、タワーマンションが高密度で効率的な住宅供給を可能にするため、都市部での住宅不足を解消する手段として利用されています。
 
 そのため、タワマンは必ずしも高級住宅とは見なされていません。さらに、海外ではタワマンの高層階にむことが必ずしもステータスシンボルとされておらず、むしろ生活の利便性や安全性に対する懸念が強調されることが多いです。

日本でタワマンがもてはやされるようになった原因

 私の推論ですが、日本でタワマンがもてはやされるようになった背景には、不動産業界や建設業界の戦略が大きく影響していると思います。
 
 限られた土地に高層の建物を建て、多くの住人を収容すればするほど、これらの業界は大きな利益を得ることができます。(悪い言い方をすると、狭い土地にギュウギュウ詰めにしときながら、クソ高い分譲料金をむしり取っている
 
 そのため、マスコミを通じてタワマンの魅力を強調し、あたかも素晴らしい選択肢であるかのように宣伝してきたのではないか、ということです。
 
 この結果、多くの人々がタワマンに憧れを抱き、高額な費用を支払ってでも住みたいと考えるようになったのではないかと考えました。
 
 特に高層階に住むだけの収入を得ている『プチ成功者』にとっては、大いに虚栄心をくすぐられることでしょう。(ここで『プチ成功者』としているのは、本当の成功者(ファーストリテーリングの柳井正氏等)は巨大な一戸建てに住んでいるからです)
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 このようにタワマン購入に限らず、虚栄心くすぐられることによって、人々は冷静な判断が出来なくなるので注意が必要です。
 

まとめ

 以上のようなデメリットや海外でのタワマンの捉られ方、不動産業界等の思惑を知らずに、タワマン住人(特に高層階)になった方は情弱だと考えています。
 
 しかしながら、それらを理解した上で、それでもなおタワマンに住みたいという方は情弱ではないと考えています。(なぜなら、情弱とは情報を知らないために、間違った判断をする人であるためです)
 
 これからタワマンに住もうと考えておられる方は、今回の記事を判断の助けにしていただければ幸いです。
 

 本日は以上です。お読みいただき、どうもありがとうございました。
 

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